こんにちは!ふるのーと(fullnote)です!(*^^*)
実は2015年の年始、E型肝炎と診断されました。。
肝炎の症状が確認されるとドクターストップが出て出勤禁止となるほどでした。。
その時の症状や経過を記載しておきます。
肝炎とは?
肝炎・肝臓病について
肝炎とは、肝臓の細胞に炎症が起こり、肝細胞が壊される病態です。
その原因には、ウイルス、アルコール、自己免疫等がありますが、日本においては、B型肝炎ウイルスあるいはC型肝炎ウイルス感染による肝炎がその多くを占めています。
肝炎ウイルスとは?
肝炎ウイルスには、A型、B型、C型、D型、E型などがあります。
A型・E型肝炎ウイルスは主に水や食べ物を介して感染し、
B型・C型・D型肝炎ウイルスは主に血液・体液を介して感染します。
これらのウイルスは主に肝臓に感染し、炎症を引き起こします。それがウイルス性肝炎です。
A型肝炎ウイルス
感染経路:主に水や食べ物
慢性化:なし
肝臓がん:なし
日本も以前は感染者が多かったのですが、衛生状態の改善により、感染者は劇的に減少しています。
ところが、感染者の減少に伴いA型肝炎に対する抗体を持っている人の割合も減少してきています。
特に若い人の抗体保持者は少なく、そのような人が衛生状態の悪い国において感染、もしくは輸入食品で感染する事例が多く報告されています。
また、男性同性間の性的接触により感染する場合もあります。
A型肝炎ウイルスにはワクチンがあるため、ワクチン接種により予防することができます。
B型肝炎ウイルス
感染経路:主に血液・体液
慢性化:あり
肝臓がん:あり
以前は、B型肝炎の主な感染ルートは母子間(垂直感染)でしたが、わが国では1986年にB型肝炎の母親から生まれてきた子供に対し、ワクチン接種が開始されて以来、母子感染は激減しました。
また、近年ではしっかりとした感染対策が取られ、輸血を含め、医療行為による感染はほとんどなくなりました。
B型肝炎ウイルスが免疫機能の正常な成人に感染した場合は、ほとんどが急性肝炎の形態を取り治癒します。
しかし、健康成人が感染しても慢性化しやすい欧米型のB型肝炎(ジェノタイプ A)が、特に性的接触等により増加しています。
B型肝炎ウイルスに対するワクチンがあり、多くの方でワクチン接種による予防が可能です。
C型肝炎ウイルス
感染経路:主に血液・体液
慢性化:あり
肝臓がん:あり
以前は輸血による感染が非常に問題となっていましたが、1992年に輸血血液についてより高感度なC型肝炎ウイルス抗体検査が導入されたことにより、輸血による感染はほとんどなくなりました。
性的接触による感染は少ないのですが、覚せい剤等の注射の回し打ち、入れ墨(タトゥー)等の針の使いまわし、不衛生なピアス処置などにより感染します。
D型肝炎ウイルス
感染経路:主に血液・体液
慢性化:あり
肝臓がん:あり
B型肝炎ウイルスに感染している人にのみ感染します。
D型肝炎ウイルスの重感染により、肝炎が増悪することがあります。
E型肝炎ウイルス
感染経路:主に水や食べ物
慢性化:なし
肝臓がん:なし
近年、わが国においては豚、イノシシ、シカのレバーや加熱不十分な肉の摂食によりE型肝炎を起こした例が複数例報告されています。
慢性化することはありませんが、妊婦が感染した場合、重篤な経過をとることが報告されています。
急性肝炎と慢性肝炎
肝炎は慢性肝炎と急性肝炎に分類することができます。
急性肝炎は、急性の肝機能障害がある病気といわれています。
肝臓は、ダメージを受けても働き続ける性質があるため、異常に気付きにくいそうです。
急性肝炎が進行すると、肝硬変、肝がんとなっていくため、早期発見治療が大切です。
症状
急性肝炎は、潜伏期、前駆期、黄疸期、回復期と4段階で進んでいきますが、症状の現れ方は個人差が多いといわれています。
突然症状が現れることが多く、吐き気や嘔吐、食欲不振などがみられます。また、体中が痒くなったり、肝臓のある腹部右上が痛んだり、発熱したり、煙草をおいしくないと感じたりすることもあるそうです。
症状が出てから数日後には、尿の色が濃くなり、皮膚や白目が黄色に変色していきます。これは、肝臓で作られている胆汁の色素が、血液の中に蓄積していくことで起こるといわれています。
この状態になった時には、症状がほとんどなくなっているため、体調がよくなったと錯覚してしまう人も多いようです。
1~2週間ほどで黄疸がピークに達し、2~4週間後には少しずつなくなっていきます。
私の症状と経過について
ずらずら基礎的なことを書いてきましたがこれから私の症状について書いていきたいと思います。
体調の異変の気付き
2014年の12月のクリスマス付近。
急に体調悪くなって微熱と吐き気に襲われる日々が続きました。
彼女もいなかった自分も、一応優しい友達に恵まれ予定はあったものの予定は全てキャンセルで家で安静。
ただの風邪だと思って、「安静にしていれば良いかな」と病院には行かずゆっくりしていました。
ただ、気になったのはやけに尿の色が濃いこと。
ネットを見てみると寝起きで脱水気味だとよくあることで問題はない、とのことで水分はしっかりとることを意識して年末を迎えました。
熱は下がってきたのですが、尿の色は紅茶色?から戻らず。
吐き気もそこまでひどくなかったのでどうしても外せない飲み会だけは参加。もちろん、アルコールは控えめに。
「体調悪いので…」といっても、中には通じず、ウーロン茶をウーロンハイにすり替えたり、なかなか帰らせてくれない人たちも中にもいて、なんだかゾンビに見えました(笑)
悪い人たちでもないし、体調崩しているこちらが悪いので悪く言うつもりはありません。ただ、帰ろうとしている人を無理に引き止めるのは良くないなと自分に言い聞かせました。
その後、やけに体が痒くてたまらなくなってきました。
こりゃおかしいなと思い、症状に関してネットで調べてみると黄疸(おうだん)の症状だとか。
確かに上司に顔が黄色いと言われたなあ。。。
どうやら以下に書いてある症状が当てはまるのでこりゃ完全に肝臓だなと。
だるい・疲れやすい
食欲が無い・吐き気がする
熱が出る
皮膚がかゆくなる
尿の色が濃くなる
黄疸が出る
どうやら黄疸が出てると病院行かなきゃ行かないレベルらしいのですが、年末年始でお休みとのことで年末年始は実家へも帰らず、一人寝正月でした。
正月明けの検査
正月休みはほとんど誰とも合わず、一人でゴロゴロしていました。
体調はひどい時と大丈夫なときと波があり、大丈夫なときに2回だけ、知り合いとご飯を食べに行きました。
初詣もして健康を祈願してきました。(笑)
正月休みが終わって月曜は会社に行き、火曜に病院に行ってきました。
ちなみに月曜は朝から体調悪く朝礼では気持ち悪くて立っていられないくらい体調悪かったです。
病院は念のため大きめの病院に行きました。いざとなったとき超音波やMRIとかすぐ取れるようなところが良かったので。
ひとまず、血液検査と尿検査。
血液検査:1回目
検査項目 | 基準値 | 検査結果 |
---|---|---|
血糖 | 70-109 | 115 |
AST(GOT) | 10-40 | 66 |
ALT(GPT) | 5-45 | 239 |
ガンマ-GTP | 75以下 | 183 |
総ビリルビン | 0.2-1.1 | 5.1 |
直接ビリルビン | 0.4以下 | 3.7 |
クレアチンキナーゼ | 350-250 | 42 |
LDL-コレステロール | 70-139 | 162 |
尿検査:1回目
検査項目 | 基準値 | 検査結果 |
---|---|---|
蛋白半定量 尿 | (-) | (+-) |
ビリルビン半定量 尿 | (-) | (3+) |
ビリルビンが出まくっているようですね。
体が痒いのもこれが原因でしょう。
一人目のお医者さんいわく、
「私が診察するなら即入院の数値だけど私は専門ではないので、超音波検査して午後専門の先生にもう一回問診してもらってください」
とのこと。
入院か~、いくらぐらい掛かるんだろう、なんてこと考えながら超音波検査受けました。ジェルみたいのを塗ってグリグリと肝臓周りを探られました。痛みはありません。
それから午後の診察。午前の診察結果ちゃんと伝わっているかな~と少し不安にながら受けましたが、若い男の先生で、結構色々聞かれました。
お酒をよく飲むか?とか変なものを食べたりしてないかといったことから、性交渉を最近行ったかとか、キスしたかとか。(残念ながらしていませんけど。。)
ウィルス性肝炎だとそのあたりちゃんと確認しておかないとなんですかね?
診察結果は
「取り敢えず一週間様子を見ましょう」
とのこと。
食事に関してはお酒は禁止、ナマモノは避けるようにとのこと。また、薬やサプリメント類も出来るだけ取らないようにとのこと。
あと追加で血液検査も受けるようにとのことで採血をして、お会計。
お会計でびっくりしたのですが、一万円以上しました。初診はこんなもんなんですかね。。。(泣)
薬は、ウルソというものと整腸剤のミヤBMのみでした。薬は肝臓に負荷をかけるのであまり取らないほうが良いみたいですね。
次回の検査結果までは、ひたすらゆっくりします。
初診から一週間後
さて、前回の検査から一週間。
かなり、安静に過ごしていました。週末の予定もキャンセル。
血液検査:2回目
検査項目 | 基準値 | 検査結果 1/6 | 検査結果 1/13 |
---|---|---|---|
血糖 | 70-109 | 115 | – |
AST(GOT) | 10-40 | 66 | 161 |
ALT(GPT) | 5-45 | 239 | 375 |
乳酸脱水素酵素 | 115-245 | – | 250 |
アルカリフォスファターゼ | 110-360 | – | 435 |
ガンマ-GTP | 75以下 | 183 | 105 |
総ビリルビン | 0.2-1.1 | 5.1 | 4.1 |
直接ビリルビン | 0.4以下 | 3.7 | 2.9 |
クレアチンキナーゼ | 350-250 | 42 | – |
LDL-コレステロール | 70-139 | 162 | 206 |
結論を言うと、良くなっていませんとのこと。
2週間自宅療養
の診断結果でした。
肝臓に負担をかけないように、ひたすらゴロゴロするのが、良いとのこと。
一番心配なのは会社ですが、良い上司で「ゆっくりするように」との暖かいお言葉。
一生ついていきます。
ひとまず、一週間はゴロゴロして次の検査を待ちます。
しかし、初めて診断書というものをみましたが、かなり簡易なものなんですね。あれで3500円(税込3780円)か。。
三回目の検査
さて、一週間ゴロゴロしていましたが、暇でした。今日も病院で血液検査です。
血液検査
検査項目 | 基準値 | 検査結果 1/6 | 検査結果 1/13 | 検査結果 1/20 |
---|---|---|---|---|
血糖 | 70-109 | 115 | – | 140 |
AST(GOT) | 10-40 | 66 | 161 | 64 |
ALT(GPT) | 5-45 | 239 | 375 | 194 |
乳酸脱水素酵素 | 115-245 | – | 250 | 179 |
アルカリフォスファターゼ | 110-360 | – | 435 | – |
ガンマ-GTP | 75以下 | 183 | 105 | 60 |
総ビリルビン | 0.2-1.1 | 5.1 | 4.1 | 1.8 |
直接ビリルビン | 0.4以下 | 3.7 | 2.9 | 1.5 |
クレアチンキナーゼ | 50-250 | 42 | – | 42 |
LDL-コレステロール | 70-139 | 162 | 206 | 171 |
おお!結果を見て分かる通り、全体的に改善しています。特にガンマ-GTP値は基準値内におさまるようになりました。
医師からも職場復帰OKと話がありましたので、来週から復帰しようと思います。
しばらく、横になる生活しかしていなかったので社会復帰出来るか不安です。。。(-_-;)
4回目の検査でE型肝炎の発覚
4回目の血液検査です。
血液検査
検査項目 | 基準値 | 検査結果 1/6 | 検査結果 1/13 | 検査結果 1/20 | 検査結果 2/3 |
---|---|---|---|---|---|
血糖 | 70-109 | 115 | – | 140 | 89 |
AST(GOT) | 10-40 | 66 | 161 | 64 | 21 |
ALT(GPT) | 5-45 | 239 | 375 | 194 | 30 |
乳酸脱水素酵素 | 115-245 | – | 250 | 179 | 152 |
アルカリフォスファターゼ | 110-360 | – | 435 | – | – |
ガンマ-GTP | 75以下 | 183 | 105 | 60 | 28 |
総ビリルビン | 0.2-1.1 | 5.1 | 4.1 | 1.8 | 1.0 |
直接ビリルビン | 0.4以下 | 3.7 | 2.9 | 1.5 | 0.7 |
クレアチンキナーゼ | 50-250 | 42 | – | 42 | 57 |
LDL-コレステロール | 70-139 | 162 | 206 | 171 | 148 |
少し基準値を外れているところもありますが、だいぶ数値が良くなりました◎
もう、食事は普通に戻していいそうです。良かった。良かった。
ところで、いつもの即日結果がでる血液検査とは別に詳細な血液検査も初回に実施していたのですが、その結果がようやく出まして、その結果、どうやらE型肝炎というものだったそうです。
最近の症例としては少ないそうですが、豚や鹿の生肉を食べると発症するらしいです。
E型肝炎はE型肝炎ウイルスによる感染症で、衛生状態の悪い地域で多くみられます。先進国でも時々発生します。
感染した人の便中のウイルスに汚染された水や氷、野菜や果物、肉類を生で食べることによって感染します。ブタ、シカ、イノシシ、ウシなどの多くの動物がE型肝炎ウイルスに感染することがわかっています。
・・・そういえば、食べました。
鹿。
熟成シカ、確かにレアレアで確かにほとんど焼いてないようなもんでしたね。
みなさん、流行りのジビエもいいですが、しっかり火を通しましょう。あとは自己責任で◎
それにしても、血液検査の結果出るのもう少し早いと嬉しいんですけどね。。。
ようやくの完治
5回目の血液検査です。
血液検査
検査項目 | 基準値 | 検査結果 1/6 | 検査結果 1/13 | 検査結果 1/20 | 検査結果 2/3 | 検査結果 3/10 |
---|---|---|---|---|---|---|
血糖 | 70-109 | 115 | – | 140 | 89 | – |
AST(GOT) | 10-40 | 66 | 161 | 64 | 21 | 13 |
ALT(GPT) | 5-45 | 239 | 375 | 194 | 30 | 13 |
乳酸脱水素酵素 | 115-245 | – | 250 | 179 | 152 | 128 |
アルカリフォスファターゼ | 110-360 | – | 435 | – | – | 156 |
ガンマ-GTP | 75以下 | 183 | 105 | 60 | 28 | 17 |
総ビリルビン | 0.2-1.1 | 5.1 | 4.1 | 1.8 | 1.0 | 1.0 |
直接ビリルビン | 0.4以下 | 3.7 | 2.9 | 1.5 | 0.7 | 0.3 |
クレアチンキナーゼ | 50-250 | 42 | – | 42 | 57 | – |
LDL-コレステロール | 70-139 | 162 | 206 | 171 | 148 | 130 |
完全に正常値に戻りました。
お酒も控えていたので、肝炎になる前の数値よりもいいのではないでしょうか。
ひとまず、これで通院完了です。
健康第一ですね。失ってわかるとはこのことです。
いのちだいじに
まとめ
E型肝炎ということで慢性化する可能性も少ないということでひとまず安心しました。
ご迷惑かけた方もいらっしゃいますので少しでも恩返しをしていきたいです。
改めて健康の大切さに気付かされましたね。
まあ、だいたい無くして気づくものなんですけどね。
皆さんも是非日頃から健康には気をつけるようにしてください。
ではでは。
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