こんにちは!ふるのーと(fullnote)です!(*^^*)
先日、こんなツイートが流れてきました。
音楽をやっている人ならプロ/アマ関わらず防音室が欲しくなりますよね。
私は趣味レベルですが、一定の間隔で
「防音室欲しいよぉぉぉぉぉぉ!!!」
という感情が押し寄せてきます。
(アマチュア風情が生意気言ってんじゃないよ!って言わないでくださごめなさいごめんなさい💦)
そこで防音室について今考えていることをシェアしたいと思います。
なぜ防音室が欲しいのか:メリット
防音室導入については多くのメリットがありますよね。
近隣住民に迷惑をかけることがない
アパートやマンションに住んでいる人は、基本的には自宅で思い切り歌うことは出来ませんよね。
昔住んでたアパートはノリノリの人がいましたが迷惑でしたね(-_-;)
スタジオやカラオケ代が浮いてお金節約
大きな声を出すために、カラオケやスタジオに行くとなると1時間1000円以上かかりますよね。
自宅防音室なら気にする必要ありません。
仮に防音室が30万円だとしても300時間以上スタジオに行くなら防音室のほうが実は安いですね。
300時間と聞くと多いように思うかもしれませんが、防音室がほしいと思っている人であればかなりの時間スタジオにいっていると思います。
時間の制約から開放される
お金よりも時間からの制約のほうが嬉しいですよね。
思ったときに声を出せるのは大きなメリットです。
スタジオの場合は、
- 予約して
- 時間確保して
- スタジオまでいって
- 終了10分まえにはチカチカライトで急かされて
- お会計して
- 帰る
という一連の流れがありますが、自宅に防音室があれば、
- やるか。。
- 歌う
以上です。
最高ですね!
精神不安から開放される
漠然と「なんかやらなきゃ!」という不安に襲われることはありませんか?
でもそういうときに自宅ですぐに何か出来ないときにブレーキがかかってストレスになることがあります。
しかし家に防音室があればとりあえずこもることができます。
心の安定というは意外と重要ですよね。
いい音で録音できる
何と比較するかにもよりますが、防音室があると録音のクオリティもカラオケなどで撮るよりも格段に良くなりますね。
歌を歌っている人であれば誰でも良い音質で録音したいと思ったことがあると思います。
「録音環境よりも大事なものがあるだろう」という御高説を頂くかもしれませんが録音環境もいいに越したことはないですよね。
防音室導入を阻害する要因:デメリット
防音室は様々なメリットがあります。
しかし、なぜ導入が進まないのでしょうか?
防音室は金額が高い
防音室導入における第一にして最大の問題は費用が非常に高額ということですね。
持ち家の一室に導入しようとするならば数百万円は必要になるでしょう。
もう少し簡易なユニット式のものでも数十万円は必要になります。
自作でも少なくとも数万円は必要になってきます。
これが防音室導入の最大のハードルでしょう。
部屋にスペースが必要
防音ブース導入するにしてもかなりの場所を必要とします。
1Kやワンルームの部屋に置くにはかなりハードルが高いです。
導入効果が予想できない
防音ブースを導入したときの効果が予想できないのも導入の一歩を踏み出せない理由の必要です。
せっかくお金やスペースを犠牲にして防音室を導入したのに想像と違ったとなることを恐れるわけです。
防音やDIYに関する知識がない
防音に関する知識がないためにどれくらい費用をかければ、どれくらいの期待のものになるのか想像出来ないんですよね。
「この防音ブースは20dbの騒音を減衰させます。」とか言われてもどの楽器を鳴らしたときにどれがどれくらいになるの?という感覚的なものが実感できないわけです。
ネット上の情報をかき集めていくら調べても実感としてわからないため、なかなか踏み出せないんですよね。
また、自作防音ブースを作るときにもどれくらいのものがあればいいのかがピンとこないんです。
「導入するからにはしっかりしたい。」みなさんそう思いますもんね。
廃棄が容易でない
防音ブースはなかなか大きいのと、一般に廃棄できない素材が使われていることがあるので廃棄が難しいことがあります。
石膏ボードやグラスウール、ロックウールなど普段あまり聞いたことのないもの材料なので扱いもよくわかりませんよね。
ただでさえ、大きく解体が大変なうえ、廃棄が大変とかもう心折れそうになってきますよね。
防音室の種類
防音室と一口に言ってもいくつか選択肢がありますので見ていきましょう。
専門業者による防音室施工
自分で家をたてるときに防音室をつくろうと検討するパターンは王道ですね。
このパターンは専門業者に任せるので気持ちとお金の折り合いが付けば割とスムーズに進むかと思います。
ただし、費用がものすごく高くて本当に仕事で使う人や人生の節目で無い限り選択肢になることは少ないでしょうね。
まあ、控えめにいって憧れですね。
コンテナハウスタイプ
田舎に住んでいて土地が余っているという人はコンテナ型の防音室がいいと思います。
海外では割とメジャーみたいですね。
今住んでいる家への工事が不要なので導入自体は簡単そうです。
土地があればいいですが、都心やマンション住まいの人は厳しそうですね。
ユニットタイプ・パッケージタイプ・Room in Roomタイプ
コンテナタイプに似ていますが、もう少しコンパクトなマンションや部屋にはめ込みタイプのユニットタイプ・パッケージタイプと言われる防音室は導入が簡単でコストもそこそこなので人気ですね。
ヤマハのアビテックスシリーズはよく聞きます。
都内でレンタルブースを運営している業者はこの定型タイプの防音室を使っているケースが多いですね。
簡易組み立てブース
個人でもギリギリ手が届きそうなのが簡易ブースですね。
他のものに比べると防音性のは低いですがその分価格も抑えられています。
個人で防音ブース導入を検討をしたときに真っ先に検討するのがこれではないでしょうか?
防音性能 | サイズ | 価格 | 重量 | |
---|---|---|---|---|
だんぼっちトール | -10db | 80x110x210 74x104x192 | 10万円 | 44.6kg |
ライトルームプラス L | -15db | 105x120x219 102x117x212 | 15万円 | 31.5kg |
Very-Q/VQ910 | -18dB | 91x91x203 81x81x193 | 15万円 | 44kg |
自作防音室
簡易ブースといっても10万円以上かかります。
更に費用を抑えたい場合に検討するのが防音室の自作です。
規模にもよりますが、コンパクトなボーカルブースくらいであれば5万円程度で作ることができるそうです。
ただし、普段からDIYしている人でないとなかなか勇気がでませんね。
防音室種類まとめ⇒防音技術は進歩していない。
まとめるとこんな感じでしょうか。
方式 | 概算費用 | 補足 |
専門業者 | 数百万円 | 理想 |
コンテナ | 500万円くらい | 土地が必要 |
ユニット | 150万円くらい | |
簡易組立 | 20万円くらい | |
自作 | 8万円くらい |
ここで注目して欲しい点が2点あります。
一つは10年以上前から自作防音室のテクノロジというものは全く進歩していないという点です。
ITの世界であれば10年経てば昔の技術は陳腐化してしまいますが、防音室については全くといっていいほど進歩していませんね。
音の減衰といった物理減少は単純すぎてもう新たな物質・材料でも発見されない限り進化はないのかもしれません。
2点目は自作防音室のやり方が確立されているようでされていない点です。
これだけシンプルなものにも関わらず、ネット上での設計図等が収束していかないのは不思議です。
普通10年も経てばベストアンサーに近い一つが出来てもいいものですが、なかなか難しいようです。
防音マニアックな人は山程いるのに情報が整理されていないのってクラスタが問題なんでしょうね。。。
自作防音室を導入の課題
導入費用を見ると自作防音室にチャレンジしてみたいですよね。
自作防音室作るときの課題って何でしょうか?
- 何を買ったらいいか分からない
- 設計?よくわからない
- 部材の加工がうまく出来るか心配
- 運搬・設置が大変そう
- 意外と材料費が高い
こんなところでしょうか。
逆に言うとこれらがクリアできれば、世の中にボーカルブースの導入がもっと広がるのではないでしょうか。
実は上記問題を解決しているのが簡易組み立てブースですよね。
基本は簡易組み立てブースタイプで出来るだけコストを下げるためにはどうしたらよいかを検討することになるかと思います。
材料は何を買ったらいいか分からない
自作防音室を作る際にネット上で情報を集めたとしても実際に何を買ったらよいか不安ですよね。
自作キットを用意して必要なものは全て揃っているとしたらどうですか?
ユーザーは組み立てるだけ。
これなら安心して作業が出来るはずです。
設計?よくわからない
板をどれくらいのサイズにしたらよいか分からないなどなど設計に関する悩みは尽きませんよね。
設計は不要にしましょう。
完成後のサイズは決まっていてユーザーは設置スペースを確保するだけ。
細かな調整は出来ませんが、そこは妥協しましょう。
部材の加工がうまく出来るか心配
買ってきた板がうまく切れるか心配ですよね。
釘もうまく打てるか分からないし、吸音材もうまく貼れるかわからない。
そう思っていませんか?
だったら部材はすべて加工済みというのはどうですか?
組み立ての際も出来るだけ工具は使わないではめ込む式のパーツだったら楽ちんですよね。
運搬・設置が大変そう
大きな板を運ぶのは大変ですよね。
パーツは分解できてコンパクトに運搬できるとしたらどうですか?
小分けして一人でも運べるくらいのものであれば良いですね。
意外と材料費が高い
防音室の材料って意外と高いんですよね。
業者さん側も個別対応していては高くせざるを得ないのは理解できます。
だったら大量発注が約束されているとしたらどうですか?
クラウドファンディングで購入者を集めて一括発注。
木材などの材料も一括発注であれば安くならないでしょうか。
また、大手を使うと仲介マージンが高いため、出来るだけ末端の業者に依頼することでコストを下げる。
正直自作防音ブースくらいの施工であればプロであれば楽勝だと思うんですよね。
素人は全くわからない状態で作業するから時間もかかって大変なんです。
プロにすべて任せればすぐ出来ると思うんですよね。
また、このクラファンでは利益を取ろうとしない。
安く購入できることが利益なのだから。
ペルソナ検討
次にペルソナ(仮想のユーザー像)を考えてみましょう。
社会人3年目でお金もそこまで有るわけではないので出せる費用は5万円以下。
サイズは1K(8畳)なので大きすぎる防音ブースはNG。内寸1m x 1mくらい約0.8帖。
高い防音性能は求めない。-15dbぐらい。
これがクリアできるボーカルブースがあれば次のボーナスで購入したい。
防音の基礎知識
防音は遮音と吸音でセットです。
遮音
遮音とは発生した音をさえぎることです。
遮音性能が高いと外に音がでないようにすることが出来ます。
ただし、遮音は音を跳ね返すため、遮音室内は音が反射して非常に騒がしい状態になります。
この状態は録音に適しているとは言えないでしょう。
遮音材は重ければ重いほど遮音性能が高くなります。
木材アパートより鉄筋コンクリートのマンションのほうが防音性能が高いのはそのためですね。
遮音シートというものがありますが、重い板のほうが性能は良いのでしょうか。
ちなみに遮音シートはサンダムというものが定番のようです。
吸音
吸音は音を熱エネルギーに変換させて減衰させることです。
音は小さくなりますが、遮音機能は無いので音は通過します。
- グラスウール
- ウレタン
といった素材が使われます。
つまり、遮音材と吸音材をセットにした箱を作ればいいということです。
重い板と空気層ではどちらが防音効果が高いのか?
ここでふと疑問に思ったことを書いておきます。
遮音材は重いほうが遮音効果がある一方で、空気の層を作って遮音効果を高めるといった情報もあります。
- 吸音材をベニヤ板でサンドイッチしたもの
- MDFボードに吸音材を貼り付けたもの
それぞれどの程度の防音効果があるのでしょうか。
明らかに1のほうが軽いので、1である程度満足いく防音性能が手に入るのであれば1のほうが良いような気もします。
一般販売されている板のサイズはサブロクバン(3尺6尺)
調べていくうちにわかったのですが、ホームセンターなどで販売されている合板の大きめのサイズはサブロクバンと言われるサイズとなるようです。
3尺×6尺のことで910mm×1820mmのサイズになるとのことです。
もちろん、これ以上のサイズも存在しますが、主流はサブロクバンでコスパもこのサイズが一番良いわけです。
つまり安価に防音室を作ろうとした場合はこのサイズを意識して作るほうが良さそうです。
最適な素材と加工について
さてさてこんな感じで妄想を膨らませてきましたが、正直材料や加工についてはよくわからないです。
箱作りのためのベニヤ板に吸音剤と遮音シートを貼り付け済みで適切なサイズに加工されたものってどうにかならないものですかね。
どういう業者がこういうの得意なのかも情報が全く無いですね。。
と、いうところで思考が停止してしまいました。
VERY-Qのようなものをクラウドファンディングで大量生産で安く作れないものかと思いましたがどうなんでしょうね。。
いい案が出てきたらまた追記したいと思います。
その他何かいいアイデア等ありましたら教えて下さい。
それでは今日はこのへんで!ふるのーと(@fullnote)でした!(*^^*)