こんにちは!ふるのーと(fullnote)です!(*^^*)
2022年9月20日にAMDの最新CPU Ryzen7020が発表されました。⇒https://www.amd.com/en/press-releases/2022-09-20-amd-ryzen-7020-series-processors-for-mobile-bring-high-end-performance
その7020シリーズのCPUを搭載したレノボのノートパソコン「Lenovo V14 Gen 4 AMD」が2023年2月21日に出荷開始されました。
新しいCPUなのでチェックしてみましたが、思ったより値段が安かったので紹介したいと思います。
ゴリゴリパソコンを使う人向けと言うよりは、インターネット閲覧や軽くWordをExcelを使う人向けのエントリーパソコンです。
はじめに注意事項!7020シリーズは中身は旧モデル同等品
最初に注意事項を理解しておきましょう。
7020シリーズですが、名前こそは7000シリーズですが、中身は旧モデルとなります。
要は名前は変わったけど世代の古いテクノロジーを使った製品となります。
Series | Name | CPU | nm | GPU | Memory | USB4 | AI Engine |
7045シリーズ | Dragon Range | Zen4 | 5nm | RDNA2 | DDR5 | ○ | – |
7040シリーズ | Phoenix | Zen4 | 4nm | RDNA3 | DDR5 | ○ | ○ |
7035シリーズ | Rembrandt-R | Zen3+ | 6nm | RDNA2 | DDR5 | ○ | – |
7030シリーズ | Barcelo-R | Zen3 | 7nm | Vega | DDR4 | – | – |
7020シリーズ | Mendocino | Zen2 | 6nm | RDNA2 | DDR5 | – | – |
5500U | Lucienne | Zen2 | 7nm | Vega | DDR4 | – | – |
7020シリーズのCPUはMendocinoという「Zen2+RDNA2」という前の世代のテクノロジーが利用されたモデルになります。
最新モデルといって良いのはZen3+RDNA3の7040シリーズという事になりそうですね。
AMDは5000⇒6000⇒7000とシリーズを更新していますが、よく見てみると名前が変わっているだけで、以前のモデルとほぼ変わらないものがあります。
リナンバリングしてあたかも新たな製品のように見せて提供する手法ですね。
モデル名を複雑にして消費者を騙そうと言う魂胆が見え見えです。
AMDさんには改善いただきたいですね。
7000シリーズのほうが5000より安い!
命名規則については今後改善を期待するとして、消費者としては古かろうが新しかろうが、コスパの良い製品であれば良いので、しっかり調べて選んでいきましょう!
Lenovo Vシリーズは、Ryzen 7000シリーズのGen4モデルとRyzen5000シリーズのGen3モデルがあります。
しかし価格を見てるみるとRyzen 7000シリーズのほうが安いです。
ちなみにV14とV15がありますが、このモデルは価格優先で選択するので安いV14がおすすめです。
なぜ安いのかというと、Ryzen 7000シリーズは新しいにも関わらず、Ryzen5000シリーズより性能が低いためです。
CPU | Passmarkスコア |
---|---|
AMD Ryzen 3 5425U | 11618 |
AMD Ryzen 5 7520U | 9657 |
AMD Ryzen 3 7320U | 9287 |
Intel Core i5-1145GRE | 9272 |
これはなんとも悲しい結果ですね。
しかし、オフィスなどの軽い処理を行うのであれば、十分な数値と言ってよいでしょう。
7020シリーズは用途限定で安くパソコンを買いたい人向けのCPUです。
「安いパソコンが欲しいから」と中古で中途半端な機種を買うくらいなら、7000シリーズのパソコンを買ったほうが良いでしょう。
【比較】Lenovo V14とIdeaPad Slim 170
安価なエントリーノートパソコンとして人気があるのはIdeaPadシリーズです。
その中で同じくRyzen 3 7320Uを搭載したIdeaPad Slim 170と比較してみました。
項目 | Lenovo V14 | IdeaPad Slim 170 |
価格 | 49940円 | 59840円 |
CPU | Ryzen 3 7320U | Ryzen 3 7320U |
GPU | Radeon 610M | Radeon 610M |
メモリ容量 | 8 GB | 8 GB |
メモリ | LPDDR5-5500 | LPDDR5-5500 |
メモリ増設スロット | なし | なし |
SSD容量 | 256 GB SSD | 256 GB SSD |
SSD | PCIe-NVMe | PCIe-NVMe |
USB TypeC | 1xUSB 3.2 (映像出力対応) | 1xUSB 3.2 (映像出力の記載なし) |
USB TypeA | 2xUSB 3.2 | 1xUSB 3.2 1xUSB 2.0 |
HDMI | 1 | 1 |
LAN(RJ-45) | ○ | ー |
SDカードスロット | ー | ○ |
ディスプレイ | 14″ FHD液晶 IPS | 14″ FHD液晶 IPS |
カメラ | 720p | 720p |
Wifi | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 6 |
重量 | 1.43kg | 1.4kg |
OS | Windows 11 Home | Windows 11 Home |
結果としては、ほとんど同じです。
1万円くらいの差があるので「Lenovo V14」のほうがおすすめですね。
ちなみにVシリーズはビジネス向けの立ち位置のようで、TPMというセキュリティチップが入っていたり、OSもWindows 11 Proが選択できるようになっています。
ただ、このあたりは安価な家庭用エントリー用パソコンを探している人には影響のないところでしょう。
Ryzen 7020シリーズ搭載ノートパソコンの使い道
調べてみたところ、Ryzen 7020シリーズのCPUの性能は高くない、しかし安い、ということがわかりました。
つまり、限定された用途であればお得なCPUと言えます。
ではどういう用途であれば考えてみました。
軽めのパソコン処理をするくらいであれば、ある程度はカバーできると思います。
パソコン入門者の親へのプレゼントなどには良いのではないでしょうか。
逆に動画編集やゲームなど重い処理をしたい人は7020シリーズは避けましょう。
結論:価格優先!パソコン苦手!軽い処理しかしないよ!って人にV14は最適
Lenovo V14というかAMD Ryzen 7020は、かなり限定的な使い方というのがわかりました。
一つ言えるのはこのCPUを選択するのであれば、家電量販店で高いお金を出して買う価値はないというですね!
レノボ直販が一番安いのでそこでお得に買えれば選択する価値はあると思います。
是非慎重に選択してください!
ちなみに私が今ノートパソコンを買うなら
- 4万円台:Lenovo V14
- 6万円台:ThinkBook 14
ですね。
なお、お値段1.5倍ですがお金を出せるなら「ThinkBook 14」をおすすめします。
⇒ノートパソコンはThinkBook 14 Gen 3がおすすめ!IdeaPadよりコスパよし!
ThinkBookは最新モデルは高いので旧機種がおすすめです。
是非ご検討下さい。
それでは今日はこのへんで!ふるのーと(@fullnote)でした!(*^^*)
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