こんにちは!ふるのーと(fullnote)です!(*^^*)
最近、自宅できる副業として動画編集がホットですよね。
インフルエンサーの「動画編集は稼げるよ!」という甘い口車にのっかって動画編集を始めようとしている人たくさんいますよね。(私です←)
止めはしません。それぞれの人生ですから。
ただ、動画編集の世界は正直言ってかなり厳しいです。
その理由を紹介しますので参入を考えている人は是非この記事を読んでから収入源として動画編集を選択するのかが本当に最適かを考えていただければと思います。
動画編集が稼げない理由と向き合う
「恋は盲目❤」といいますが、盲信している人はよく考えれば分かることを考えずに猪突猛進で突き進んでしまうものです。
もちろん突き進むのは自由ですが、その道であっているのか一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか?
「行動力が足りない」とか言うコンサルタントとは縁を切ったほうがいいです。
行動力があればどのジャンルでも成功するので行動力に訴求するコンサルはコンサル失格です。
動画編集が稼げない理由はざっと思いついただけでも
- 参入(初期)コストが高い
- 維持コストが高い
- 独学では習得が厳しい
- 案件の価格が安いので費用回収できない
- 将来AIに取って代わられる
といったことが考えられますよね。
一つずつ見ていきましょう。
参入(初期)コストが高い⇒パソコンとかのハードウェア
動画編集はとにかくお金と時間がかかります。
まず思いつくのがパソコンですね。
真面目に動画編集を行うのであれば20万円以上のパソコンが必要になります。
安いパソコンでも出来ないことは無いですが圧倒的に効率が悪くなります。
本格的に動画編集に取り組んでいる人は高額なパソコンを使っている人が多いですね。
更にはデュアルディスプレイにするためにディスプレイを購入したり、効率よく作業するための高性能マウスも必要している人が多いです。
維持コストが高い⇒AdobePremiereとかのソフトウェア
パソコンを購入したら、次は動画編集ソフトが必要になります。
基本的には、契約すべきはAdobe Creative Cloud一択です。
このなかにPremierePro、AfterEffects、Photoshop等が含まれます。
Final Cut ProやAviutl等他にも動画編集のソフトはありますが、Abobeが業界標準となっているため、いざ仕事をしようとしたときにAbobeが条件となっていることが大多数のため、Adobeをおすすめします。
勉強するときや分からないことがあったときに調べたり、教えてもらう時の情報量も圧倒的にAdobeが有利です。
ただ、このAdobe Creative Cloudですが、月額5,680 円(税込6248円)もします。
年間にしたら約75000円です。
買い切りタイプがないため、毎年75000円を払い続けることになります。
この他にも最近人気の独特なアニメーション動画を作成するVyondといったソフトもPremiumプランで年間649ドル(7万円くらい)します。
とにかく動画編集を続けるためにはとにかくお金がかかります。
素材やプラグインでお金がかかる
パソコンやソフトだけでもお金がかかるのに動画編集では質の高い動画を作るためには更にお金が必要になります。
動画編集をしているとBGMなどの有償の音源や効果的な画像、映像素材を利用することがあります。
これも安くはありません。
更に効果的なエフェクトプラグインや効率的に作業するための有償テンプレートも必要になってきます。
MotionElementsは年間2万円です。
更に他社と差別化するために海外のサイトを利用する人も多いです。
独学では厳しい
また動画編集を独学で始めることは非常に非効率のためおすすめしません。
せっかくお金を払って動画編集ソフトを利用しているのですから最短で動画編集を身につけなければなりません。
Youtubeでダラダラとレベル感バラバラに勉強するよりも体系立てて学べるUdemy等の学習動画で学習することをおすすめします。
AfterEffectsならあくしょんプラネット村上さんの講座は内容が面白く学べます。
もちろん、こちらもお金がかかります。
動画編集は横のつながりと情報収集が大事⇒オンラインサロン
動画編集を一人でやっていると、「こういうときはどうしたらいいんだー!」とか叫びたくなる時があります。
そういうときはオンラインサロン等のコミュニティに入ることをお勧めします。
仕事案件の情報、業界界隈のトレンドなど一人では体に入れることのできないクローズドな情報もオンライサロンでは手に入れることが出来ます。
またそれ以上に動画編集は孤独な作業で有ることが多いですので横のつながりを作るという意味でもオンラインサロン等のコミュニティへの参加はおすすめです。
オンラインサロンの価格はピンきりで、月額数百円から数万円のものまであります。
最近、詐欺まがいのオンラインサロンも増えて来ていますので注意しましょう。
動画編集はコスト回収までのハードルが高い
ここまで紹介してきた内容で動画編集には非常に多くのお金がかかることが分かったと思います。
知り合いが数ヶ月前に動画編集を初めたというのでかかった費用を聞いてました。
一括 | 毎月 | |
---|---|---|
動画編集用パソコン | 15万円 | |
高性能マウス | 1万円 | |
動画編集講座(Movie Hacks) | 7万円 | |
Udemy教材 | 1万円 | |
Adobe Creative Cloud | 6千円/月 | |
オンラインサロン | 3千円/月 | |
合計 | 24万円 | 9千円/月 |
ざっくりとですが、初期費用に24万円、毎月1万円の費用がかかっていることになりますね。
やるからにはこれ以上の収入を生み出さなければなりません。
果たしてそれは可能なのでしょうか?
現実は案件がない、あっても単価が安い。。他の動画編集者に勝てますか?
動画編集の準備が整って、いざ案件に取り組もうと思っても世の中そううまく出来ていません。
まず初心者のあなたが受けれる案件はないか、あっても単価の安いものになります。
ランサーズ を見てみると動画編集の案件は良くて1本5千円前後が多いようです。
しかし、発注者もできるだけいい人に発注したい思いがあります。
動画編集者はあなただけではありません。
冷静に考えて
- 今まで動画編集を頑張ってきた人たち
- 専門学校できちんと勉強してきた人たち
に付け焼き刃の人が勝てると思いますか?
動画編集初心者は1本1000円前後の案件でも受注できればいいですが、時給換算するとコンビニでバイトしたほうがいいくらいの単価となってしまいます。
これで果たして今までかけてきたコストを回収できますでしょうか?
私が動画編集で稼ぐのが難しいと考える理由の一つがここで、初心者が黒字になるまでのハードルが高いという点となります。
しかも月1.8万円(年間20万円)稼ごうものなら20%が税金で消えていくといくという厳しい世界でもあります。(´;ω;`)ウッ…
動画編集は「労働収入」
また、動画編集は「労働収入」であることを忘れてはいけません。
仕事をし続けないと収入がゼロになってしまいます。
毎月のソフトウェア代はかかりますから、何もしなかったら赤字となってしまうのです。
仮に1動画5千円の仕事があったとして、赤字にならないためには少なくとも2週間に1本動画編集を続けなければなりません。。これをずっと継続しないといけないのです。
初期費用が仮に24万円だとしたら5千円の仕事を48件こなさなければなりません。。
4年償却だとしてならすと年間12件、毎月1件は借金返済のための労働ですね。
しかも案件単価がもっと低かったら。。。これはかなり大変ですよ。。
そもそも「稼げる」というのはどれくらいの収入を指すのでしょうか。
月3000円の収入があったら「稼げる」と言えますか?
逆に月100万円の収入が無いと「稼げる」とは言ってはいけませんか?
色々な基準があると思いますが、副業収益の一つの目標として6桁の10万円があげられることが多いので、ここでは月10万円を基準とすることにしましょう。
数万円では「稼げる」というには少し心もとないですし(私は十分だと思いますが)、かといって100万円はハードルが、高すぎますからね。
では、月10万円を稼ぐためにどれくらいの仕事を行えばよいのか。
1本5千円の案件だとしたら20本ですね。
1ヶ月4週間、平日5日間、毎日一日1本こなして10万円です。
しかもなかなかのハードワークですね。。
時給で働いている時点で負け
この動画でホリエモンが言っていますが、時給で働いている時点で負けです。
もちろん労働はそれが基本ですが、それを抜け出せるように個性を出して行くことが必要になっていきます。
スキルの低い単純作業はAIに取って代わられる可能性が高い
簡単なテロップ入れや動画のカット結合程度の作業は人が手作業を行うまでもなくコンピュータが自動で行ってくれる日もそう遠くないでしょう。
音声の文字起こしについては「Vrew」のようなソフトがすでに実際に使えるレベルにきていますよね。
そうなると簡単な動画編集しか出来ない人の仕事はなくなり、収入が減り、毎月赤字となり、撤退を余儀なくされるでしょう。
コミュニケーションコストが馬鹿にならない
あと見落としがちなのがコミュニケーションコストです。
動画編集に挑戦したい人って「黙々と作業して完成品を納品して終わり」というような人との関わりを極力減らした姿をイメージしている人が多いようなのですが、ハズレの案件に当たると地獄です。
何度も条件変更や修正が発生したり、最悪支払いが滞るといったあるそうですので直接取り引きを行うときは十分に注意しましょう。
実は動画編集は納期が短くて時間に追われる
動画編集で仕事を探して気づくのがその納期の短さです。
「納期:依頼から48~72時間」
こういう動画編集の案件は山程あります。
副業として動画編集を考えている人は空いた時間に仕事をしたいという人が多いと思いますが、かなり辛いです。
動画編集に追われて寝不足となって本業に悪影響が出るという話はよく聞く話です。
若くて元気なうちはまだいいんですけどね。。体を崩さないようにしてくださいね。
動画編集は不安定
これも重要なことですが、動画編集の仕事は不安定ということです。
いかに素晴らしい動画編集と行おうとクライアントの成果がでなければ制作打ち切りです。
あなたは全く悪くないのにです。
どれくらい分散してしておくかにもよりますが、5つのクライアントから仕事をもらっているとして、あるとき、一つのクライアントから仕事打ち切りされたとします。
そうなると収入の20%がなくなります。
そしてまた仕事探しが始まります。
実力さえあればどうにかなる論をよく聞きますが、実力がある人になれますかね。
動画編集は稼げるという人の言い分
こんなに大変そうな動画編集ですが、なぜ「動画編集は稼げる」と主張する人が後をたたないのでしょうか。
「動画編集は稼げる」派の主張はおおよそ以下のとおりです。
- Youtube市場は拡大しているので動画編集の仕事も増える
- Youtubeは定期的に動画UPが必要なので継続的に仕事がもらえる
- 動画編集はスキル習得はそれほど難しくない
確かにYoutube市場は拡大しているし、その結果動画編集の案件が増えるというのは分かりやすい理論ですよね。
ただし、それがイコール「個人で稼げる」につながるのか、というところは少し考えたほうが良いです。
お金の匂いがするということは外的要因として動画編集側も「企業」参入して来るでしょう。
しかも、「動画編集はスキル習得はそれほど難しくない」のであれば、競合が増えまくって容易に激戦のレッドオーシャン化し、個人で勝負していくのは厳しくなるでしょう。
動画編集はすでにチームで動いている人たちが増えてきています。
個人で太刀打ちするのは大変ですので今後はチームに所属することが重要になってくるでしょう。
「簡単に稼げる」というパワーワードで人集め
あとよくあるのは「簡単に稼げる」というみんなが大好きな言葉で情弱者を釣るというパターンです。
これが一番タチが悪いですね。
動画編集はやることをやれば月数万円は確かに稼げるようになるかもしれませんが、決して簡単ではありません。
仕事をやめて本業で動画編集で生きていこうと言う人は是非本当にやっていけるか考え直してみてください。
稼いでいる人は自分では手を動かしていない
動画編集で稼いでると声高らかに叫ぶ人の多くが自分では動画編集をしていません。
つまり、「動画編集で稼ぐ≠動画編集業界で稼ぐ」なわけです。
稼いでいる人の多くは動画編集の仕事をとってきて、その仕事を外注してマージンを抜いて利益を得ています。
いわゆるディレクター業というものです。
10時間かかる動画編集も外注すれば自分の時間は少なくてすみますからね。
また、「動画編集で稼ぐ方法」といったような情報商材を販売することで利益を得ている人もいます
内容と価格がつりあっていれば良いですが、ひどいものありますのでよく考えてから購入しましょう。
特に「〇〇さんが限定○部で販売」と人をあおるような商材に気をつけましょう。
ただの動画編集で終わらないためにはどうしたらよいか
動画編集を学ぶことは決して悪いことではないです。
ただし、個人のYoutube動画編集だけだと収益が伸び悩み疲弊していきます。
動画編集になれてきたら視座を高くして広く活動していきましょう。
動画編集界隈で稼いでいる人は実際にいる
実際に動画編集業界で稼いでいる人はいます。
そういう人は月数十万円どころか、数百万円稼いでいます。
すごいですよね。
そういう人は間違いなく法人との付き合いがあります。
企業案件は単価が高いため、単価が上がり収入も増えます。
高いスキルが必要なんでしょ?と思うかもしれませんが、中にはそこまで高度なスキルは要求されない案件もあります。(結構あります)
もちろん、高いスキルがあれば更に高単価の案件を狙えます。
スキルや人脈を磨いて行けば1案件数十万円という案件も企業案件ではよくあります。
更にディレクターやチームのまとめ役、コミュニティの運営者側になればレバレッジを効かせて稼げるようになります。
さらにマーケティングなどのスキルや実績を積んでいけば様々なところで活躍できるようになります。
動画編集を通して成長することを頭にいれておくことが重要ですね。
- 自分でのYoutube発信の経験は必須
- 一人で案件全て完結できる(プロデュース・サムネイル・動画作成)
- Youtube運営・動画の伸ばし方
- アニメーション・アニメ動画
- マーケティング・SNS連携
などなど、「動画編集+何か」が出来るようになると動画編集者として差別化出来るようになります。
まとめ:動画編集は稼げないとは言わないが結構大変
登録者1万人以上のDAIGENさんが実体験を踏まえた説明をしている動画がありましたので掲載しておきます。
こちらも一度見ておくと動画編集が稼げるかどうか冷静に判断出来るようになるかと思います。
ぜひ一度見てみてください。
動画編集はお金がかかるし、費用回収も大変
動画編集はパソコンや編集ソフトなどで結構お金がかかります。
その費用を回収するだけでも結構大変です。
動画編集にフルコミットするのであれば月数万円くらいであれば稼げる可能性はあります。
ただそれでも結構大変です。走り続けなければいけないラットレースです。
忘れては行けないのは動画編集は労働収入であること
労働収入は稼げる金額に天井があります。
そこから脱却するには、レバレッジをかけるしかありません。
労働からストックビジネスへシフトしていくことも重要です。
同時に他のスキルを磨き自身の市場価値を高めよう
手段は何でも良いですが、動画編集を通じてマーケティングや営業力などスキルアップを目指しましょう。
動画編集の道の厳しさを理解して、それでもなおかつ動画編集に挑戦してみようという人であれば、このあたりも意識していると思いますのできっと大丈夫ですね。
事実、月数百万円以上稼いでいる人はいます。
ただものすごく少数だと思います。
動画編集界隈の2極化はすでに始まっています。
稼いでる人は稼げるループに入っているので「動画編集は稼げて当たり前、なんで稼げないの?」のマインドになっています。
一方で稼げない人は稼げないループに入っています。
どちらになるかはその人次第です。
動画編集で稼ぐ覚悟とやる気があれば目指してみても良いと思います。
稼げる稼げないは別としてこういうの↓が作れるようになるので動画編集は楽しいですよね!
動画編集やYoutubeに取り組んでいる人は是非一緒に頑張っていきましょう◎
それでは今日はこのへんで!ふるのーと(@fullnote)でした!(*^^*)
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